その42「舞鶴市教育ビジョンの策定」
平成27年4月から子ども・子育て支援新制度が実施され、全ての子ども・子育て家庭を対象に市町村が実施主体となり、教育・保育、地域の子ども・子育て支援の量及び質の充実を図ることが求められています。こうした中で、文部科学省の平成27年度「幼児教育の質向上に係る推進体制等の構築モデル調査研究事業」において、舞鶴市の提案が全国で10市の中に選ばれました。子ども・子育て支援が量だけでなく「質」の充実を図る背景には、就学前までの乳幼児期が、人格形成の基礎が培われる極めて重要な時期とされているからです。
乳幼児教育を行う施設として、保育所と幼稚園がありますが、新制度ではこれらに加えて、両方の良さを併せ持つ「認定こども園」を、地域の実情に応じて普及を図るとされています。子ども・子育て支援は父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有することは言うまでもないですが、社会のあらゆる分野における全ての構成員が相互に協力し、一丸となって取り組むことが重要です。
「舞鶴市乳幼児教育ビジョン」の策定にあたり、作業部会を設置し乳幼児教育現場の意見聴取やアンケート調査を実施の上、懇話会で検討してきました。平成28 年度より、本市が目指す質の高い乳幼児教育を多くの関係者と共に推進し、教育のまちづくりに取り組むことにより、舞鶴版地方創生に繋げていきたいと考えています。