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  • 2016.07.23 Saturday

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    行財政改革 その3

    • 2015.01.31 Saturday
    • 15:26

    いずれにしても二つの大きな行革の柱は順調に進んでいます。残りの「職員の育成と評価」が、最も難しいものです。今の予定では27年度までの2年間で基礎を作るということにしています。基礎とは何かというと、やはり人が人を評価することですので絶対的な評価は難しいです。スポーツ選手のように勝った・負けた、速い・遅いと数値に出るのであれば簡単に評価ができますけれど、この行政での評価は非常に難しく、そういう数値での評価はできません。縁の下の力持ちが一生懸命頑張っても、外から見ている人は何をしているのかわかりにくく評価できません。そういう意味で行政の絶対評価というのは非常に難しい。日頃の行い、あるいはその人に与えられた年間の事業計画の中でどの程度達成できたのかを相対的に評価していくしかありません。部下に対するA課長とB課長の評価が決して同じ評価にはならないことも念頭に入れた中での評価法でなくてはいけません。
    「債権管理」は9割以上の人が納得できるような基準は作れると思いますし、「施設の管理」についても8割の人に納得してもらえる基準ができると思いますが、人事評価については8割の人を満足させるのは無理です。多くの人が良いと判断する基準は、「あまい基準であり」、何のための評価かわからないようなもので、このようなもの作っても意味はないと思います。私は4分の3の職員が「仕方ない」、「こういう評価法であれば理解できる」と賛成できれば、十分な評価法だと思います。少なくとも3分の2の職員が「妥当」と思える評価法がいいと思います。いずれにしても51対49で決定ということにはせず、3分の2以上の管理職が「それなら仕方ない」と思えるようなものを2年間で作り上げるということを皆さんにお願いしたいと思っています。 → その4に続く

    行財政改革 その2

    • 2015.01.30 Friday
    • 12:55

    これまでの行財政改革の進め方ですが、先ず私が行革推進の素案を企画管理部に示し、それを受けて関連する各担当部署で検討した後に、実務において作業を繰り返し試行し、それを積み上げていく中で3年半がたちました。行革の要であるのが「債権管理」「公共施設の管理」そして、「職員の育成と評価」、この3つが重要な柱であります。また、次年度の事業計画の立て方にも課題があると思いました。私が最初に経験した平成24年度の当初予算の査定開始が平成23年12月でしたが、なぜもっと早くできないのかと思いました。そこで、平成25年度の予算査定の前段階として、平成24年は秋レビュー(各担当部署との次年度事業の検討会)を行うことで、早く開始し、さらに、平成25年から春と秋の2回レビューを行うことにしました。また、レビューを行う前に、事前の打ち合わせ作業をした方がより効率的であると考えて、デッサン程度の素案の段階から協議する半熟協議を始めました。その協議では、先ずは大まかな事業計画を説明していただき、計画を進めていく途中でも報告を受け、この半熟協議を繰り返すことによって一つの事業を作り上げていくといった仕組みを私の方から提案したものであります。その提案を担当部署が要領よく的確な案に修正し、その案が皆さんに示されて、今日に至っているのです。
    債権管理につきましては債権管理課において今、実施しておりますし、公共施設についても白書ができて具体的な作業に入っています。3つの柱の「債権管理」「公共施設の管理」「職員の育成と評価」の中で一番取組みやすいのは「債権管理」です。支払い能力のある人に使用料や税金を請求し、きっちり徴収することは当然のことであり、誰も文句は言えません。そういう意味で一番早く債権管理条例ができて、実施できたと思っております。債権管理の基本は、「逃げ得は許さん」と一番悪い例をやり玉に挙げて、似たようなグループの人たちに警鐘を鳴らすということと、払えなくなった弱い人たちには保護の手を差し伸べるという両極を適切な手法で徹底的に管理しており、今までより債権の管理はよくできると思っております。
    二番目の「公共施設の管理」については、施設を使っている人からは苦情を聞かされることがあるので、債権管理よりは時間をかけて行う必要があります。先ず、公共施設マネジメント白書を作成し、次に、白書をもとにどういう順番で施設をマネジメントしていくのかということが課題です。→ その3に続く

    行財政改革 その1

    • 2015.01.29 Thursday
    • 22:21

    市職員の管理職研修で行財政改革について次のような話をしました。
    私は30年ほど舞鶴共済病院に勤務していましたが、初めは一番下の医員で採用され、そのあと医長、部長、主任部長、診療部長、副院長、院長と、いろいろな役職を経験しました。長く勤務医として仕事をする中で、診療科で一番下の医員としての辛さと楽(らく)さ、中間職の辛さと楽(らく)さ、一番上の院長職の厳しさなどを経験しました。また病院というのは特別な組織であり、医師、看護師、レントゲン技師・臨床検査技師や薬剤師そして事務職などとさまざまな職種があり、それらが横連携で仕事をすることで組織として働いております。様々な病気をもつ人と向き合い、患者の年齢や生活環境の違いを配慮する中で、多職種の職員が連携して対応するからできる仕事であります。
    このような病院組織から市役所に入った時に、私は病院での組織運営は市役所においても役に立つと思いました。それは、市役所組織は病院組織と極めて似ているからです。病院は病気で苦しい人が来るところ、市役所は生活に苦しい人が来るところ、そういった苦しい人に対して高い専門性で迅速に対応するという手法が同じであること、いずれの仕事も金儲けが主たる仕事の目的ではなく、サービスが目的であり、利益にならないことでもするところが病院にも市役所にもあります。市役所は生活が苦しい人にどういう的確なことができるのか、出来るだけローコストで、そしてスピード感を持ってできるのかということが問われる仕事であると思っております。そして、病院にも市役所にも専門家がいる。病院には10以上の診療科があり、市役所にも多くの担当部署がありますので、それぞれの専門家が課題について高い専門性で処理していく作業はまったく同じだと思っています。
    病院での各診療科の人事配置についても、各々の診療科部長と話をすれば性格や能力が分かりますし、同じ分野の医師に聞いたり、論文を読めば、部長の専門性のレベルが理解できます。専門性のレベルと人柄が分かれば、「この人には任せられる」、「この人は注意が必要だ」というような判断ができ、そういうやり方で人事を行ってきました。市役所には病院のように極めてレベルの高い分野はないけれど、皆さんと話をしていけば、その人の基本的な性格なり、物の考え方が分かりますので、「この人にはこれを任せることができる」というような判断をしております。病院で30年経験した組織運営を市役所の中でも機能させれば、市民の皆さんに喜ばれる行政サービスが出来るのではないかと思い、今日まで、毎年基本方針は変えず、バージョンアップといいますか、少しずつ進化させながら、脈々と行革を続けてきました。→ その2に続く

    ドクターTのひとりごと

    • 2015.01.17 Saturday
    • 13:18
    その31 「私が選んだ舞鶴市10大ニュース」

     新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり、昨年に続き、平成26年の本市10大ニュースを発表します。ニュースの選び方は昨年と同様、市役所の15部課において、それぞれの担当部署での重大ニュースを選定し、集められた117のニュース(重複含む)から、私自身が舞鶴市10大ニュースを選びました。
     その結果、?海フェスタ京都開催(北部5市2町で来場者140万人、秋篠宮同妃両殿下ご訪問、京都舞鶴港西港記念花火など)?引き揚げ資料がユネスコ世界記憶遺産の国内候補に決定 ?新たな「中丹地域医療再生計画」に基づき、療養病床に特化した新市民病院が開業 ?クルーズ客船の入港が過去最高の15回 ?舞鶴若狭自動車道が全線開通?全中学校で学校給食実施 ?舞鶴茶、全国茶品評会かぶせ茶の部で3年連続日本一の産地賞 ?小倉西舞鶴線(白鳥トンネル区間)4車線の事業化 ?8月の集中豪雨(8月16日・17日)?コンテナ取扱量が過去最高。
     平成25年に続き自然災害もありましたが、その他は市民の皆さんに大きな自信や将来への夢を提供できるニュースだと思います。今年は舞鶴版地方創生の実現に向けて努力し、来年も素晴らしい10大ニュースを報告したいと思っています。

    ドクターTのひとりごと

    • 2015.01.16 Friday
    • 12:31
    その30「道徳について」

     近年、親の子どもへの虐待、ドメスティックバイオレンス(配偶者や内縁関係等男女間に起こる暴力的行為)、学校での「悪質ないじめ」などが多発し、大きな社会問題となっている。このような社会現象の要因として道徳心の欠如が指摘されている。道徳教育は学習指導要領に規定されているが、学校の教育活動全体を通じて行うものであるとして、単一の教科となっていないのが現状である。
     そうした中で、2018年から正規の教科として位置付け、検定教科書の導入が検討されている。私が子どもの頃には道徳の授業があったことは覚えているが、その内容は全く思い出せない。しかし、両親から物事の正邪・善悪の判別や共同生活を快適に行う為に守るべき規範を厳しく躾けられたことは鮮明に記憶に残っている。
     私は、子どもが幼い時に親から深い愛情を受ける中で、厳しく躾けられることが極めて重要であると考える。そのような環境を基盤として道徳教育を行うことで更なる効果が期待され、その時期は幼い時ほど効果的であると思っている。また、単なる言葉だけでは不十分であり、大人が態度や行動で道徳的な規範を示すことが重要である。子どもの躾は一義的に親であるが、地域社会全体でサポートすることも大切である。

    ドクターTのひとりごと

    • 2015.01.15 Thursday
    • 13:51
    その29 地方創生を実現するには

     政府は地方創生を成長戦略としているが、私は「心豊かに暮らすために必要な環境を整備することによる地方活性化策」と考えている。
     19世紀以降、電気や石油などの燃料革命が起こり、それに付随してさまざまな科学技術が急速に進歩し、昔と比較すれば衣食住は劇的に改善した。しかし、東京に代表される大都会は一見華やかであるが、コンクリート建造物が乱立し、人の温もりが感じられない殺風景な街だと私は思っている。経済が最優先され、利便性や効率を重視し、利益や成果が要求される社会に順応できない人達がいることは容易に想像できる。お金や利便性が人に幸福感を与えるとはとても思えない。むしろ、競争心を煽られ、心が休まることなくストレスに曝される。
     「地方で心豊かに自分に合ったリズムで暮らしたいと思う人達に定住を促す政策」が地方創生の鍵となる。
     豊かな自然、歴史、伝統文化、芸術などに触れ、新鮮な魚や野菜を食することができ、都会並みの教育・医療レベルを有し、衣食住の経費が都会より安ければ、少ない収入でもゆったりとした生活ができると思う。
     私は、これらの環境を提供できる地方都市が地方創生に成功すると考えている。

    ドクターTのひとりごと

    • 2015.01.14 Wednesday
    • 11:50
    その28 励まし言葉の使い方

     家庭や職場で「頑張れ」という言葉がよく使われる。過剰な期待や仕事量を課すことは不適切であるが、持てる力を最大限発揮することを求めている。
     しかし、「頑張れ」という言葉が効果的に作用する人達や場面がある一方で、使ってはいけない人や状況もある。プロスポーツやオリンピックで活躍できる程の選手や、企業戦士として目標を達成するために昼夜を問わず働くことに生きがいを感じている人には「命がけで頑張れ」の言葉でも違和感は無いが、不登校の子どもや出勤拒否状態の人に対して「頑張れ」はどうだろうか。ましてやうつ状態の人や病気で終末期を迎えている人にはなおさらである。
     不登校や出勤拒否となる背景を有するケースでは、周りの人が状況を共有し同じ環境に身を置きながら、「無理をせず、ゆっくりやろう」「どうすれば楽になるのか一緒に考えよう」など、相手を信じ「悩みや辛さ」のあるがままを受け入れることが重要である。そのような過程で少しずつ自信を取り戻し、やりたいことを自分で見つけることができる。このようなケースは、周りの人が注意すれば気付けるが、正しい対応ができるかどうかが問われる。

    ドクターTのひとりごと

    • 2015.01.13 Tuesday
    • 13:11
    その27 京都府北部地域が「海の京都観光圏」に認定

     府北部地域は、丹後・丹波山地の山々に囲まれ、山地がすぐに海と面する海岸線には、天橋立、伊根の舟屋など、美しい景観と歴史が息づいています。
     縄文・弥生時代には、すでに大陸との交流が活発に行われ、古墳時代には綾部の私市円山古墳、与謝野の蛭子山古墳をはじめとした数千基の古墳が築かれ、海から川を通じ、生活・文化圏が形成されました。室町時代以降に、綾部は足利尊氏との関係が深く、福知山には明智光秀が領主となり、舞鶴には細川幽斎が領主となり、それぞれ福知山城、田辺城を築城し、城下町文化が栄えました。江戸時代には、北前船により、全国の市場との交易が盛んとなり、由良川の水運が経済の動脈として利用され、今日の京阪神に至る内陸交通の礎が築かれました。明治期には、舞鶴に海軍鎮守府が開庁し、阪鶴鉄道や山陰本線の開通など、近代都市として発展しました。戦後、舞鶴港は「引揚港」として、歴史的使命を果たし、2011年には日本海側拠点港に選定され、東アジア諸国と関西経済圏を結ぶゲートウェイを目指し取り組んでいます。
     このたびの「海フェスタ京都」の開催を機に京都府北部5市2町、心を一つにして、こうした地域の歴史や特性を最大限に活かし、「海の京都」を国の内外に広く発信します。

    ドクターTのひとりごと

    • 2015.01.12 Monday
    • 08:49
    その26「消滅可能性都市」

    過日、日本創生会議から「全国の自治体の半数が2040年に消滅する可能性がある」との発表があった。 その報告では、若者の地方から大都市への流出が今後も続き、特に若年女性が激減することにより地方自治体は存続しえなくなる一方で、東京圏は、高齢者が急増し将来的に医療や介護に対応できなくなる可能性が示された。地方自治体は、将来生き残ることができるのか、そのために何をすべきなのかが問われている。
     私は、自分達が住むまち(舞鶴)の歴史や文化、産業、豊かな自然の特徴(強み)を勉強することで、誇れる地域資源を再認識し、子どもからお年寄りまでが一体となって主体的に取り組むと共に、女性の活躍の場を創出することにより、地域活性化を図ることが重要であると考えている。
     また、小・中・高等学校および高等教育機関の教員の皆さんが、地元の商工会議所、農協、漁協ならびに地域金融機関と強く連携して、地域での人財の育成と地元定着率の向上に努力する中で、地元産業の振興を推進し、地域内産業の売り上げを増大させ、個人所得が増加するまちづくりが必要だと考えている。特に、未来を担う小学生や中学生が、地元に愛着心を持つ環境を整備する必要がある。

    ドクターTのひとりごと

    • 2015.01.11 Sunday
    • 12:31
    その25「オーラについて」
     
    「オーラとは、人体から発散される霊的なエネルギーのこと。転じて、ある人物や物体が発する、一種の独特な霊的な雰囲気を指す」とWikipedia(インターネット百科事典)に記載されています。
     昨年、私はロンドンオリンピックで金メダルを取った方と対談した際に、お会いした瞬間にオーラを感じました。その方は若干32歳の女性ですが、これほど若い方で強いオーラを感じたのは初めてでした。対談後に、彼女のオリンピックで金メダルを取るための並々ならぬ努力と信念を知り、大変感動しました。
     オーラの感じ方は人によって異なると思いますが、なぜ、人はオーラを感じるのでしょうか?私は、高い能力と圧倒的な行動力で目標を達成した人の態度や素振りは、高度の尊崇の念を抱かせる独特の雰囲気があり、自然にオーラを感じるのだと思っています。
     また、オーラは、向上心を持ち、常に前向きに努力する人の方が感じやすいのではないかとも思っています。前向きに考える人は努力の大切さや課題解決の難しさも気づいているからです。
     「オーラ」とまではいかなくとも、「人の頑張り」に気づくには、先ずは自己研鑽が必要だと思っています。