一年の締めくくり

  • 2011.12.31 Saturday
  • 14:37

平成23年も今日で閉じます。市民の皆様の一年はいかがでしたか。

12月28日に舞鶴市役所で仕事納めがあり、職員に次のような訓示をしました。

平成23年の仕事納めにあたりまして、この1年を振り返って私の思いを皆様に伝えたいと思います。
まずもって今年1年、職員の皆様、とりわけここにご出席されておられる幹部の皆様には舞鶴市政の運営に格別のご協力をいただきましたことに対しまして、この場をお借りし厚く御礼申し上げます。
この1年、職員の皆さんにとっていかがだったでしょうか。私にとっては激動の1年でありました。

 さて、目を国内に向けてみますと、何よりも東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所の事故、この事件抜きで、この1年は語れないと思います。当時、想定外という言葉がよく使われました。想定外で2万人もの方がなぜ亡くなったり行方不明になったりしなければならなかったのか。これは大きな天災と人災が重なったものであると私は思っています。津波の本来想定すべき高さよりもはるかに低い堤防を築き、そして原発事故が起こった後、原子炉の冷却についても作業ミスが沢山あったと最近報道されています。こういった教訓をぜひ生かして、想定外という言葉は舞鶴市では使わないという意気込みで安全管理を行っていきたいと思っております。
幸いにも、舞鶴市におきましては、大きな災害がありませんでしたが、5月には台風もこないのに連休明けに大雨洪水警報が出て、また5月なのに台風2号がやってきまして、また大雨洪水警報が出ました。この1年どうなるのだろうかと不安に思っていましたが、その後はしばらくなく、しかしながら9月には台風12号、その後の15号、和歌山県、奈良県、本当にひどい災害でありました。あの洪水も人によっては森林の管理が悪いからあれ程ひどいことになったのではないか、そういう方もおられます。やはり、天災は必ずきますが、それを最小限に食い止める知恵というのはあってしかるべきだと思っています。舞鶴におきましては、雨が降るたびにひやひやする状況でありますけれども、何としてでも由良川の水防災対策を残り10か所についても早急に着工しなければならないと思っています。
もう一つ、私にとりまして今年を振り、国内で大きな出来事がありました。それは大阪のダブル選挙結果です。なぜ、あれだけの支持が得られたのか、私は決して都構想に賛成したからではないと思っています。日本国内の政治の不安定さ、年金が下がるのに消費税が上がる、TPP問題、また非常な円高が続く。こういった中で、将来が見えない閉塞感が日本中に漂っている。なんとかしてくれよという大阪市民の声が響いたのではないかと思います。大阪市と大阪府で二重行政があり、無駄がある。無駄を省いてくれよということの裏返しではないかとも思います。東日本大震災と福島原子力発電所事故並びに大阪のダブル選挙結果、これらの出来事はわれわれ役所職員にとっては決して見逃せない、そして、しっかり考えて対策を立てなければならない事だと思っています。

私は2月6日に27823名の市民の支持を受けて市長となり、2月18日に市役所に入ってきました。その時に5つの運営方針をお話ししました。  

1番目は「顧客対応」。市民である顧客、また事業主である顧客、そして官公庁のなどの顧客のニーズをしっかり捉える必要がある。そのためには話合うことが大事である。コミュニケーションの強化、そして現地現場主義が重要であると述べました。現地現場に問題解決の糸口があり、舞鶴が誇れるブランドを見つけることができるというお話をしました。

2番目といたしましては、市役所は専門集団、専門性を高めてほしい。

3番目といたしましては、公務員に欠けているコスト意識とスピード感を取り戻すことが重要であると指摘しました。効率を高めるためには、役所の縦構造の良さを残しながら、横連携することが効率をよくすることに繋がりますし、スピードを上げることにも繋がると思っています。

4番目といたしましては、行財政改革の推進の重要性、たとえば公共施設や債権などが適正に管理されているのかということをしっかり見てほしいということをお話ししました。そういった中で、このたび下水道料金の徴収漏れが発見されました。他にないのかといったところを他の部署でも、現在調べていただいているところであります。また最近思っていますのは。施設の改修や物品を交換する際に、役所全体に統一の基準は無いのではないか思っています。各部門がそれぞれの判断で電球を替えたり施設改修の申請を出したりしているんではないだろうかと思っています。従って、適正な管理が必要であるとを思っております。

5番目といたしまして、年功序列にとらわれない適材適所の人事配置、  

この5つを大きな目標としてみなさんにお話ししてきました。私の感覚ですけれども、この5つの方針が徐々に徐々に進んでいる、みなさんの意識の中に入ってきているということを次のような点で、実感しています。

【1】コミュニケーション強化のために私は係長職約170名の方すべてと話を終えました。 来年1月からは主査153名の方と話をしようと思っています。とにかく職員のみなさんと話合うことで、私を知ってもらうこと、みなさんを知ることができ、私の考えが徐々に浸透してきていると感じています。  

【2】経済対策・産業育成としましては、産業振興部に適切なプログラムを作っていただきました。リーディング産業チャレンジファンド6件に対して32件の応募がありました。まちの中に、産業を興すのに一生懸命になっていて、こういうものを利用したいというニーズがあったと思っております。こういうニーズがある限りは来年も続けていきたいと思っております。そして選んだ事業が、必ずうまくいくように、市役所職員と選考委員の方にお願いしてしっかり育て上げていくということを引き続きやっていただきたいと思っております。

【3】行財政改革のひとつとして、公共施設のあり方検討プロジェクトが進んでおりまして、これまで各担当部署が個別に管理していたものを一括管理するという事業がはじまっております。  

【4】公開事業評価を始めましたが、これは国の事業仕分けと違い、今やっている事業がもっとやるべきことなのか縮小すべきことなのか市民目線で今一度点検する事業で、いくつかの課題はありますけれども改善しつつ来年も続けていきたいと考えております。

【5】まちが元気になるのは、各単位・コミュニティが元気になって、その積み重ねで、まち全体が元気になるという観点から、地域づくりサポート事業が開始され、東に1地域、西に1地域が選ばれ、やる気のある地域に市役所職員が参加し、協力し合いながら、その地域の活性化をやっていくという事業が進められています。

【6】舞鶴市人材育成基本方針のたたき台がようやく出来上がりました。来年度には、市民の意見を聞かせていただいて、実際に市民に向けて発表したいと考えております。私は役所の職員がどういう考え方で仕事をしているのかということを市民のみなさんに知ってもらうこと、また、昇任・昇進についてどういうわけで課長になるのか、部長になるのかといった人事考課を明確にしたいと思っています。人材育成基本方針の中にたたき台ではありますが、われわれ舞鶴市職員が目指すべき像として

  峪毀韻涼罎貌って、地域の課題を見つけ、市民とともに考え、解決に向け積極的に行動する職員」

 ◆嵜Π一人ひとりが専門性や得意分野を持ち、自らの特性も最大限に発揮し、市民の信頼に応える職員」

 「社会情勢の変化に即応した改革意識を持ち、仕事への情熱と柔軟な思考のもと、市役所と仕事を変革できる職員」

こういう3つの職員像が提示されております。

こういった原点に立ちながらいろいろな市政を多くの人の手助けを得てやっていく中で、次の成果が得られました。  

【1】8年越しの舞鶴市の病院問題がようやく解決の方向に向けスタートしました。中丹地域医療再生計画の修正案に、市内のすべての病院と京都府が合意しました。前の案は反対が多かったわけですが、今回の案はすべての医療機関が合意されましたので、しっかりと育てていきたいと思います。

【2】もうひとつは、京都舞鶴港が日本海側拠点港の3部門で選定されました。「国際海上コンテナ」、「外航クルーズ」「国際フェリー、国際RORO船」の3機能で選ばれたということは本当に素晴らしいことで、舞鶴市の経済の活性化に向けて、明るい希望の光が差してきたと思っています。国際港湾に選ばれることで、西舞鶴インターチェンジから国際埠頭に向う道路整備の優先度が高まったというふうに認識しています。

そういった多くの成果が得られた中で、来年度に向けての抱負でありますけれども、  

一番目として原子力災害でEPZ10キロからUPZ30キロへと大幅な原子力防災の見直しが必要となります。自分たちの町は自分たちで守るという意識で積極的に現場は動いていただき避難計画を早急に府とともに考えていかなければなりません。  

二番目としまして、病院問題で良いスタートを切りましたが、この修正案をしっかり肉付けして、2,3年後には舞鶴の病院群はすごく良くなったと評価される方向に進めていきたいと思っています。  

三番目として、国際港湾については来年、韓国とのクルーズ船が来ることがおおむね決まっていますし、そのあとイギリスの方からも来るであろうという情報もあります。来年度は、国際港湾の活性化に京都府とともに一生懸命取り組んでいきたいと思っています。


もう少しで新年を迎えるわけですけれど、皆様方それぞれが一年を振り返っていただき、良かったことは更に発展するための方策を、悪かったことはリセットして、どう作戦を立て直すかという考えを持って戴きたいと思います。しばらくの間、休養を取られてエネルギーを蓄えて、良い年を迎えいただきたいということを念願いたしまして、私の訓示といたします。

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