ドクターTのひとりごと

  • 2016.06.25 Saturday
  • 16:24
その39「エンディングノートとは」
 
人は誰もが健康長寿(介護を受けずに自立して日常生活が出来る生存期間のこと)を願い、年を重ねるにつれて健康に留意し、塩分やカロリー制限を主とする食事療法や適切な運動を実施している方は多い。しかし、意識が全く無いままで長期間寝たきりとなる人や認知症で介護を必要とする人は少なくない。私は介護や医療現場で人生の様々な終末期を見てきたが、意識が全く無く、家族に見舞いにすら来てもらえず、長期間にわたり食事介助を受ける中で死に至る人は、このような最期の迎え方を望んでいないと思っている。一方で、患者自身の気持ちを理解する心の余裕が無く、どういう病状であれ、とにかく生きていて欲しいと思う家族がいることも承知している。医療従事者でなければ、このような実情を深く理解し、日常から備えることは困難である。
 人生の終末期に迎える死に備えて、自身の希望を書き留めておくエンディングノートを自治体やNPOなどが無料配布しているところもある。その目的は、存命中や死後の家族の負担を減らすことであり、その内容として自身が死亡した時に財産の相続や処分方法、さらには、存命中に判断力や意思疎通能力を完全に喪失した状態における介護のあり方あるいは、意識喪失する可能性が極めて高い病態において、延命治療を望むか望まないか、特に人工呼吸器による呼吸管理、高カロリー輸液や胃いろう瘻などの栄養管理措置などを希望するかについて意思表示することができる。今後、国として、このような極めて重要な課題について、十分な論議が必要であると考えている。皆さんはどう思われますか。
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