山陰新幹線の整備実現とそのために必要な北陸新幹線京都府北部ルートの実現についての要望決議

  • 2016.06.11 Saturday
  • 07:45
 北陸新幹線京都府北部ルート誘致促進同盟会と山陰縦貫・超高速鉄道整備市町村会議が連携・協力して以下の要望決議を採択した。合同会議で、以下の決議を提案した。

「北陸新幹線京都府北部ルート誘致促進同盟会」会長であります、舞鶴市長の多々見良三でございます。皆様を代表しまして要望決議(案)を提案させていただきますが、提案に先立ち、少し時間を頂戴し、北陸新幹線と山陰新幹線をつなぐこの取組への思いを述べさせていただきます。

古来より、日本海側、山陰の出雲・伯耆(ほうき)・因幡(いなば)地域と、福井から新潟までの北陸の越(こし)地域、その中間に位置する但馬や若狭湾に面した丹後と若狭には、縄文時代から中国大陸や朝鮮半島の技術、文化が伝えられて繁栄し、それぞれの地域は互いに交流しながら、対外交渉力、製鉄や玉造りなどの技術力を高めるとともに、出雲神話や浦島伝説、越と出雲との人事交流など、中央の「ヤマト」に対し、共通の文化基盤をもった「出雲王国」や「丹後王国」、「越(こし)王国」がそれぞれ誕生したとされ、「大和朝廷」成立以降は、日本の繁栄を支える重要な地域として、大陸と都との深い交流や、大陸からの文化を都へ伝える役割を担ってきたとされております。このように北陸から丹後・若狭、そして山陰西部にかけての日本海側ベルト地帯は、日本文化の源流であり、古代日本誕生を支えた地域であったといえます。

現在、国において、国土強靭化、地方創生の取り組みが進められる中、ふたたび日本海側地域の重要性と機能強化についてクローズアップされています。
我々は、北陸新幹線と山陰新幹線を分断することなく、しっかりと接続し、日本海側国土軸を形成することこそ、この地域の発展、日本の将来の発展に繋がるものと考えております。

去る4月27日には、政府の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム「北陸新幹線敦賀・大阪間整備検討委員会」におきまして、北陸新幹線の敦賀−大阪間のルートに関する「中間とりまとめ」が示されました。

その中で、北陸新幹線ルートは「将来的なものを含めた他の日本海側の幹線鉄道網との関係について配慮されるべき」と明記されており、この将来的な幹線鉄道網とは「山陰新幹線」以外の他でもありません。この「中間とりまとめ」で示されたとおり、北陸新幹線ルートは、山陰新幹線との接続による日本海側国土軸の形成を視野に入れることが大変重要になります。この課題を解決していくには、本同盟会が取り組んでおります山陰新幹線との接続を見据えた北陸新幹線の誘致について、山陰縦貫・超高速鉄道整備市町村会議の皆様と協力し、連携して取り組んでいくことが重要であると考えており、そのことが、山陰新幹線の整備実現に向けた取り組みに繋がるものと確信しているところであります。

以上のことから、山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議と北陸新幹線京都府北部ルート誘致促進同盟会の連名による「山陰新幹線の整備実現とそのために必要な北陸新幹線京都府北部ルートの実現について」、次のとおり要望決議(案)を提案いたします。


要望決議(案)

日本の近代史において、新幹線は沿線地域に大きな経済波及効果と開発効果をもたらし、とりわけ太平洋側地域の発展に大きく寄与してきたところであるが、新幹線の整備が進んでいない日本海側地域との経済格差を生んでいる。

現在、日本の人口減少の進展と、人・モノ・金・仕事・情報の東京一極集中による地方都市の衰退に歯止めをかけるため、国において「国土強靭化」と「地方創生」が進められている。今、日本全体の閉塞感を打破し、将来の日本のあり方を展望して「国土強靭化」と「地方創生」を推進するには、日本全体の構造的な諸環境を整備していくことが重要であり、全国の主要都市を結ぶ「新幹線ネットワーク」の実現による“国土軸”の整備が必要不可欠である。

北陸から山陰を経て下関に至るいわゆる「環日本海・本州西部地域」は、戦後来、基幹道路や高速道路等の基幹的な社会基盤整備が格段に遅れをとっている。大阪市から下関市を日本海側の主要都市を経由して結び“日本海側国土軸”を形成する「山陰新幹線」は、昭和48年に基本計画が閣議決定されてから40年以上計画が進展していない。本地域は、東アジア諸国・地域に広く対面し、交流・貿易の拠点を多数有して東アジア地域との交流拠点となる大きな可能性を有している。また南海トラフ巨大地震等の太平洋側大規模災害が危惧される中で、リダンダンシー確保の観点からも大きな役割を果たす重要な地域であり、国防の拠点や海の安全の拠点が所在する国の重要地域である。この重要な地域が高速鉄道で全国の主要都市と繋がり、将来発展していくことが日本の国益に繋がるものであることから、山陰を縦貫し北陸に接続するとともに山陰から京都、大阪などの近畿圏を直接に結ぶ新幹線などの超高速鉄道(以下、「山陰新幹線等」という。)の建設及び北陸新幹線との接続が必要である。

また、平成27年3月に「長野−金沢間」が延伸開業した北陸新幹線は、沿線地域に大きな経済効果をもたらし、現在、敦賀以西のルートについて検討が進められており、京都府北部地域を経由して京都市、大阪市と繋がる「京都府北部ルート」が、候補ルートのひとつとなっている。この北陸新幹線「京都府北部ルート」の実現は、将来、山陰新幹線等を北陸地域、京阪神地域に接続していく上で、最も効率的で、円滑、合理的なルートとなるものであり、総合的な国益確保に繋がるものである。

山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議と北陸新幹線京都府北部ルート誘致促進同盟会は、北陸新幹線「京都府北部ルート」の速やかな実現と、それにより促進される山陰新幹線等の早期実現と地域活性化に必要な在来線の充実について強く要請する。
以上、決議する。

平成28年6月7日

山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議
会長 鳥取市長 深澤 義彦

北陸新幹線京都府北部ルート誘致促進同盟会
会長 舞鶴市長 多々見 良三
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