北陸新幹線京都府北部ルートの重要性

  • 2016.05.15 Sunday
  • 08:21
京都府北部5市2町による北陸新幹線誘致につきましては、平成26年に5市2町が共同開催しました「海フェスタ京都」を契機として、5市2町が協力・協働のもとで、地域の再生と創造に向けて様々な事業に取り組むことを誓った「共同宣言」や、その発展として、平成27年4月に、5市2町が連携して一つの都市圏の形成に向けて取り組むことを誓った「京都府北部地域連携都市圏形成推進宣言」に基づき行っているものであり、この取り組みを進めることで、5市2町の連携が強固となり、さらには日本海側のモデル地域として発展していくことを願うものであります。

さて、北陸新幹線の敦賀以西ルートにつきましては、先般開催されました政府の与党検討委員会の「中間とりまとめ」が発表され、北陸新幹線京都府北部ルート誘致促進同盟会が取り組んでおります「京都北部ルート」が、「小浜・京都ルート」、「米原ルート」と共に、国の調査対象ルートに選定されました。
この結果につきましては、本同盟会が目指しておりました第一の目標であり、これまで関係者が取組んできました活動と、本同盟会をはじめとする地域の声が、政府関係者に届いた成果であると考えます。

今後、国土交通省において、「京都府北部ルート」を含む調査対象3ルートについて、所要時分、路線延長、概算事業費、需要見込みなど、整備の判断に必要な調査を約半年間程度かけて実施され、北陸新幹線敦賀・大阪間整備検討委員会に対して報告を行うことが求められています。
この調査においては、整備新幹線が公共事業方式で整備されていることに鑑み、「地域開発効果」「地域活性化への貢献」、「他の新幹線ネットワークとの接続による社会的・経済的意義」など、費用対効果の計算において定量的に計ること出来ない要素についても委員会に報告することが求められています。

一部の地域やメディアで、新幹線ルート選定において、速達性と費用を重要視していますが、整備新幹線の目的は、「全国新幹線鉄道整備法」に謳われているとおり「新幹線鉄道による全国的な鉄道網の整備を図り、もつて国民経済の発展及び国民生活領域の拡大並びに地域の振興に資すること」であり、公共事業である以上、単なる速達性(10分程度の差)や、建設費の大小だけを議論するのではなく、将来の日本のあるべき姿を念頭に置き、日本海側国土軸を形成して、日本海側と太平洋側の都市がしっかりと連携できるルートにすることが重要であり、そのことが、将来の日本の国益に繋がるものであります。

皆様も御承知のとおり、我々の住む京都府北部地域は、陸・海・空自衛隊基地や米軍通信所が集積する「国防の拠点」であり、第八管区海上保安本部、海上保安学校のある「海の安全の拠点」であります。そして、隣接する福井県嶺南地域を含め、火力発電所、原子力発電所が集積する「関西経済圏のエネルギー拠点」であり、「災害に強い京都舞鶴港を有し、南海トラフ地震におけるリダンダンシー機能」も備えるなど、この地域は費用対効果の計算において定量的に算定することのできない役割と機能を持つ日本海側の重要地域であり、北陸新幹線のルートにすべきであると考えます。

また、この地域は、観光庁が認定する「海の京都広域観光圏」であり、2014年度の観光客は約900万人で、日本海側の北陸新幹線沿線地域の中で最大の観光圏であります。また、福井県嶺南地域から京都府北部地域の日本海側は若狭湾として、千年以上続いた「京の都」に近く、古来より一体的に発展し、歴史・文化に多くの共通点があります。この福井県嶺南地域と京都府北部地域は、国土交通大臣から認定を受けた広域観光周遊ルート形成計画である「美の伝説」に選定されており、一体的な広域観光の拠点として更なる発展をしていくためには、京都府北部地域と福井県嶺南地域を分断することなく、小浜から京都府北部地域を経由する「京都府北部ルート」が必要であります。

また、この地域の2014年度の製造品出荷額は約6400億円で、日本海側の北陸新幹線沿線地域の中で富山市に次ぐ豊富な産業基盤を有しておりますが、さらなる企業進出を促進し、この地域の地方創生を推進していくためには、移住・定住促進、雇用人材確保が必要であり、そのためにも新幹線が必要不可欠であります。

さらには、「中間とりまとめ」の注記に、北陸新幹線が日本海側と太平洋側を連絡する重要路線であることも考慮し、将来的なものを含めて他の日本海側の幹線鉄道網との関係についても配慮されるべきと記載されている通り、北陸新幹線のルートは、日本全体の発展を見据え、将来の山陰新幹線の整備によるしっかりとした日本海側国土軸の形成を視野に入れることが重要であり、その場合の北陸新幹線のルートとして「京都府北部ルートが」最も優位であると考えます。

北陸新幹線敦賀以西ルートは、国の調査実施後、早ければ年内に決定されると聞いております。北陸新幹線京都府北部ルート誘致促進同盟会では、地域における誘致に向けた機運を高めるとともに、費用対効果の計算において定量的には算定できないこの地域の重要性と、将来の山陰新幹線の整備を見据えた北陸新幹線「京都府北部ルート」の優位性などについて、山陰地域の自治体とも連携を図りながら、早期に、また戦略的・効果的にPRしてまいりたいと考えております。
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